横須賀を旅してきましたー。
京急線の中吊り広告(!)で「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022」というアートイベントの告知を見て、
え。夜、離島に上陸して、アートと音楽を体感しましょう、なんて楽しいに決まってるじゃん…!
と居ても立ってもおられず、速攻イベントチケットと宿を予約。
宿の予約とかお久しぶりすぎて、
あー。こうゆう一種の面倒臭さとかあったよな…(比較検討要素が多すぎる)と思い出したり。
ちなみにわたしが宿を決める基準は、以下なのですが、
- できればゲストハウス(旅先で人とコミュニケーションしたい)
- 朝食付き(空腹で目覚めるので、すぐにごはんが食べたい)
- 1万円以下
ゲストハウスでは見つからなかったので、結果「ホテルニューヨコスカ」に決め。
公式サイトからの予約が一番お得(楽天やじゃらんを介さない)、というのは時々見かけるパターンですよね~。
どうにもポイントとかに踊らされて、別サイトを介してばかり探してしまうのいくない。
予約ページでは、「全国旅行支援」が適用されるプランがプルダウンで選べるようになっており、オシャレではないが分かりやすいUIがいいぞ。
しかしそうなると、デザイン(見た目の綺麗さ)って何なんですかね、と思うこと然り。
当日はまず宿にチェックイン。
チェックイン時に、
「ワクチン接種証明書の提示をお願いします」
と言われ、
「接種証明書」で証明書を提示。
このアプリ、マイナンバーカードをかざすだけで過去接種した記録がダウンロードできるので本当に便利なのだが、その利便性があまり周知されていない気がする。
政府はマイナンバーカードについて、ポイント云々より、こうゆう利便性を打ち出しって行った方が良いと思うの。
そうして無事「全国旅行支援」の地域クーポン用紙をげと。
その時、
「この用紙をクーポンとして利用もできますが、アプリでポイントを取得した方が、お店側も手間がかからないんです、」
と言われ、何かこの時点で雲行きが怪しい…(わざわざそれを言うってお店側どんだけ手間になるの…?)
部屋でさっそく専用アプリ「region PAY」をダウンロードしたのですが…、
何か使いづら…く…ない…?
- そもそも「region PAY」という名前が分かりづらい。(ずばり日本語で「旅行支援クーポンアプリ」にするとか)
- アプリダウンロード直後にGPSで場所を検知して、「神奈川県のクーポンを追加しますか?」とか出してほしい(トップ画面が表示されて、…んでこっからどうするの?と思った…)
- 微妙なグラデで視認性が良くない
- 横須賀では利用できる店舗がとても少ない(しかもチェーン店ばかり。旅先でチェーン店には行かんやろ…)
- 利用期限が旅開始から2週間(別に旅先でなくても利用できる)
- 動きがもっさり
- 地図からお店情報が見づらい
うーん、「全国旅行支援」の目的ってなんなんだっけ。
アプリ名をまず日本語にしろよって思うし(対コロナアプリの「My HER-SYS」然り。英語名にする意味とは…)、アプリが利用できないと、対象店舗も分からないしなー(しかも使える店舗が少ない中、それをどうやって探すのかと)。
かんたん、明快、単純
をもっと全面に押し出してアプリ作成をお願いします、日本国。
気を取り直して、街歩きで離島へのフェリー乗り場を確認してから「アメリカンダイナー・ハニービー」でごっはーん。
某ブログで紹介されていたダイナーはすごい行列でしたが、宿の部屋に置いてあった「ホテルスタッフおすすめレストラン」に載っていたこちらのダイナーは程よく空いておりました。
こうゆうマイナー情報源すき。
旅先でのこうゆう地味な情報源を未だに頼りにしているのですよね~。
店内の雰囲気も古くさいアメリカのようでテンション上がる~。
ネオンサインがアメリカっぽい(自分のアメリカのイメージが拙すぎる…)。
カウンター席も、アメリカ仕様なのか、広々ですよ。
じっさい横須賀に居住しているであろう海外のかたが普通に食事されておりました。
ハンバーガーは、隠し味も旨味もなく、本当に!シンプルなお味だったが旅先ではそれも良し。
当然このダイナーもクーポン対象外でしたので(…)、普通にお支払いです。
夜には完全防備でフェリーで離島猿島へ。
1人で参加している人なんているのかしらん、と思いつつも、どっこい夜だから、あまり見えない=1人だろうと全然気にならないというアレ。
視覚がある程度遮断されると、人目なんて全然気にならんのね…、ってことは、夜とか暗い場でのイベントってソロ活動に向いてるんだなぁとか思う。
フェリーの明かりを消して島まで航行。
気持ちが盛り上がりますな…!
でも実はこのイベントの趣旨を読んだ時(離島・夜・携帯電話利用不可)、離島で連続殺人事件が起こるシュチュエイションなんじゃ…とか思ってしまったミステリファンの性よ。
島を1周して、砂浜でライブというスケジュールで、じっさいアートの良し悪し(という言うのもどうかと思うが)はちょっと分からなかったのですが最後の「エルムホイ」ライブがとても良かった。
寒かったですが満天の星空の下、幻想的な音楽で目を閉じて聴くのが心地良い。
あぁ。ホットワインとかあればなぁ…と思ってしまったのですけれどね。
そうして何となく「マクロスプラス」でのヴァーチャル歌姫シャロン・アップルのライブシーンを思い出してしまった。
シャロンのライブで観客たちが、皆恍惚した表情で完全にトリップしていた、まさにあんな感じだった訳でして。
大満足して、22時頃に本土に上陸。
宿に向かって歩きつつ、徐々に何かすごい盛り上がりを感じる…と思ったら夜の「どぶ板通り」が大盛り上がりしてましたよ。
海外の方たちが、これでもか!と店から溢れ出しており、飲めやお喋りやの大賑わい。
え?ここ日本だったよね?と確認をしたくなるくらい海外の何か別のエネルギーを感じた。
自分がアジア人だと普段は全然意識しないですが、周囲に違う人種の人と違う言語しかないと、やっぱり意識する部分はあるのだよな。
以前バルセロナの大学潜入時に(出入り自由)、アジア人がほぼおらず、そこで初めて自分の人種を強烈に意識した事を思い出したり。
でもそんな騒がしさも非日常っぽく楽しい、としてこの日は終了。(2日目に続く)