どうも。
「伯林(ベルリン)」または「Berlin」という字面にとてもときめきます。
そんなベルリンという街の歴史に大変に興味があります。
また、ドイツは美大の費用が他国よりお安いという話も聞き、一度確認しに行ってみよう!とベルリン旅に行き、昨日帰国しました。
以下旅の感想箇条書き(時系列バラバラ)です。
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・ベルリンは都会だから英語が結構通じるよ、という記事を各所で見かけたのだが、ドイツ語オンリーの場面も結構あったぞ。
ゆえに、スペイン語・フランス語・英語圏の皆さんが難儀している様子を時々見かけた。
当然それは自分も含めてなのですけれどね。
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・とは言え、最初のスペイン旅時に比べたら、ちょっとは英語が上達しているような…?
だが、旅のちょっとしたやり取りができた所で、その国のカルチャーや歴史に深く触れられるかと言ったら全然そんな事はなく、じゃー何で自分は旅をするのだ?とか思い始め、旅の目的を一部見失い途中迷走。
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・ベルリンは街中や電車内に広告が氾濫してなくてとてもすてき。
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・Google 翻訳に機能として付いているGoogleレンズの優秀さをしみじみと知る。
翻訳される時に、きらきら~って光が散るUIも魔法みたいでファンタジックなのよな(このあたり、さすがGoogle…、と感心するのだった)。
とは言え、ちょっとしたテキストを翻訳するのには良いが、博物館の細かい説明書きを解読するには不向き。
会話に至っては、言葉を拾うタイミングが難しくて、コミュニケーションの手段としての利用はまだ難しいのかも。
現地のニュース番組が何を言っているかが知りたい!とかには有用’(一方通行の語りかけ)。
以下はGoogleレンズを使って解読した、イーストサイドギャラリーの一部。
「アートの検閲はもうありません!」
「あなたは自由が何を意味するのかを学び、それを決して忘れません。」
ドイツ語には手も足も出ないので、Googleレンズがあると旅にちょっと深みが増すかもです。
なのでもしイーストサイドギャラリーに行くのなら、絵だけでなく、細々としたテキストをGoogleレンズで読んでみるのがおすすめです。
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・日中→美術館・博物館巡り&街歩き。
夜→アマプラでドイツ関連の映画視聴(今日行った場所はどんなふうに描かれているのかしら?)、とかやっていたら、当然戦争映画と東ドイツ関連の映画過多になり、我ながらちょっとくらい…と思う。
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・1人海外旅(初めての国)はやっぱり五感への刺激がすごい。
目に映る事について、始終色々考えたり、思ったりしてまうのだよな。
ゆえに手帳必須(感じた事はメモメモ)。
わたし的に、旅にはやはり「MOLESKINE」。
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・「Pfand/プファンド」(ドイツのデポジット政策で、カン・ビン・ペットボトルを特定の機械に戻すと返金される)をやってみたり、電車に乗ったり(切符の仕組みが独特)、スーパーで買物をしたり。
初めての国は毎日が「ひとりでできるもん!」。
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Pfandで受け取るレシート。
€1.08(約160円)戻って来ましたよ。
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電車の切符。紙の切符はお久しぶり~!
購入後、ホームにある別の機械で利用開始の打刻をしないと無効とみなされ、検札時に発覚すると€60(約9,000円)の罰金あり。
ゆえに最初は結構な緊張感をはらむ存在(しかし旅中一度も検札を見かけなかった…)。
だがアプリでの切符購入なら自動で利用開始されるので打刻の必要がなく安心。
アプリのデザインもオシャレなのだ。
BVGアプリシリーズとして、全てのアプリのデザインが統一されているのも良き。
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・ベルリン中心部にずっと居たのだが、観光客がとても多かったー(そしてアジア人はほとんどおらず)。
ゆっくり散歩をしたいなら、早朝か19時以降がおすすめ。
この時期は日の入りが20時くらいのようで、結構ずっと明るいので1人歩きもたぶん危険度低し。
マルクスとエンゲルス像を背後からパチリ。
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・美術館にたくさん行こう!が旅のテーマでもあったので、「博物館島(Museumsinsel)」にホテルをとったら、どこへ行くにもアクセスが良くて、しかも通りを挟んだ向かいにスーパーもあり、大変に生活しやすかった~。
スーパーが近くにあるって大事(都度外食の必要がない)。
しかもアパートメントホテルだったので、調理器具も一式揃っていたのが大変に良き。
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・街のどこからでも見えるモニュメントが好き。
ベルリンならテレビ塔。
バルセロナのサクラダファミリアもすごーく遠くからでも確認できるのが嬉しい。
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・街全体のデザインがカクカクしている印象。
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・ビールがとにかく安い。そして種類がある!ラベルデザインもそれぞれ(そしてビール瓶は全てPfand対象)。
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・往復ターキッシュ エアラインズだったのだが、客室乗務員さん全員がとてもチャーミング。
機内食も普通に美味しかったよ!
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「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」に乗り上げて、仲間同士でウェーイ☆って感じで写真を撮っている方たちが結構おり、そうゆう行為が以前にTwitterで炎上してなかったっけか…と思いつつ、撮影現場はそっと通り過ぎる。
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・羽田空港もベルリン・ブランデンブルク国際空港もムチャクチャ混んでおり(そしてマスクなし)、完全にアフターコロナの世界。
トランジットのイスタンブールでも、ドイツ入国時もワクチン接種証明なんて求められなかったのに、ドイツ出国時に「接種証明書はある?」と言われ、えぇ、今…?と焦る(他国への入国条件は調べていたのだが、出国については盲点だった…)。
接種証明アプリはずっとスマホに入れてあったので、これで証明になります?と見せたら、それこそGoogleレンズで読み取っている風でしたの。
もしそれじゃダメって言われたら、自分どうするん…?と戦々恐々でしたよ。
『自国から出国できない』は、まぁ最悪帰宅すれば良いが(旅費云々は置いておいて)、『他国から出国できない』とか本当に詰むじゃん…!
ですので海外に行く際は、ワクチン接種証明書を一応書面でも持っておこうね、という話なのでした(最終的には、まぁこれでも良いよ、ってな対応でしたが)。
でもこれ、出国で必要なのか、行き先が日本だから必要なのかでだいぶ印象が変わるんだよなー。
もし後者だったとしたら、
国はあんなグダグダのコロナ対策をやっておいて、行き先が日本の場合は証明書が必要とかで、
そして自分はそれが理由で出国できずに詰むのだとしたら、本当に解せんのだが…!とか思っておった。
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・時事ニュースを収集し始めてから、自国の政治に不信感を抱き中なもので(陰謀論とかそうゆうのではなく)、帰国後直後はいちいち自国のデザインや仕組みが気になる~。
空港や地下鉄の照明が無駄に明るすぎないか?とか(原発再稼働する前にもう少しできることがあるのでは?)、同じ放送を間髪入れずに何度も流さなくても、皆理解できるのでは?とか、道徳的なポスターが多すぎるが、それが本当に問題解決の手段なのか(もっと根本的な改善をした方が良いのでは?)とかですね。
終始過剰な何かを感じる。
そいでそれらが相まって、自国の目に映るもの全てが何となくダサく見えるのってわたしだけでしょうか…。
スペース的にも心情的にも、もっと余裕と信頼感が欲しいよな。
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以下は旅に行く前までに読んでいた本と映画の一部。
…という、久しぶりのヨーロッパ1人旅でしたが、無事にクリアー(行って帰って来る)できて良かったのです。
でも1週間ずっと1人で居ると、やっぱり誰かとごはんを食べたくなってしまうのだよな。
天気が良い日に賑わうテラス席を見て、あー、わたしも友人と外ごはんがしたい…!と強烈に思ったのだった。
旅の目的として、友人に会いに行くとか、知り合いが出席するイベントに参加をするとかが絡んだ方が楽しさが数倍増すので、次回は1日くらい誰かをリクルーティングしようと思ったのでした(旅のSNSなども絡めて)。
とは言え、五感への刺激が足りないと思っているのでしたら、一人旅に出てみるのは大変にオススメです~!
Have a nice trip!