
どうも。
イギリスの俳優、ベン・ウィショー(Ben Whishaw)さんがとてもとてもすきです。
007で観た時から、何か気になる俳優さんだな…、と思う所から始まり、たたずまいや出演している作品、彼の思考・言動に徐々に惹かれていった次第…。
こうゆうじわじわとすきになる対象って貴重ですし、すきがずっと続きますよね。
だが、推し活するぞー!という環境でもなく(とーぜんグッズなど出ていないですし)、やることと言えば、何回も同じDVDを視聴したり、時々ピンタレストで画像をチェックするくらい。
まぁ元々物の収集癖はないので、問題はないのですが。
ちょっとしか出演していない映画などを見つけては、ちまちまと観る日々です。
U-NEXTで検索をした際(会員にならなくても、作品検索できる機能はGood UXだと思う)、以下のタイトルがヒット。
- ザ・バンク 堕ちた巨像
- ゼロの未来
えー、メジャー作品っぽいのに出演しているの全然知らなかった…。レンタルだー!とさっそくレンタルしましたよ。
「ザ・バンク 堕ちた巨像」は、ウイショーさんは出ていたが一瞬(30秒くらい?)。
資料を運びながら階段を上りつつ、振り向いて
「サリンジャー(が来ている)、」
と一言発するだけなの~。
でも役柄名の「ルネ」って名前はウイショーさんに合っているし(名前があるから後半も出番があるかと思った)、「サリンジャー」という名前は、昔から不思議な響きを持っていると思っていたので、その言葉を発したのがウイショーさんだったのも併せて何かとても印象に残るシーンだった…。
「ゼロの未来」のウイショーさんは、エキセントリックな衣装を纏った(そもそも世界設定自体がエキセントリックなのだが)ドクターの1人という役。
「ザ・バンク 堕ちた巨像」より出演時間はちょっとだけ長かったが、存在感としてはルネ役のウイショーさんの方がわたし的には印象的だったよなー。
で、「ゼロの未来」。
これめためた難解じゃないですか…?
世界設定(世界観・美術・衣装)については、こうゆう未来って2000年くらいに流行ったよねという部分で、普通に分かりやすいのですが。
ストーリーとかキャラクタの立ち位置とか、それぞれの思考とか、一度観ただけではよく分からない。
つまり何だったん…?というアレ。
宇多丸ししょーがこの映画について話しているみたいなので、聴いちゃおうかな、とも思ったのですが、
宇多丸ししょーの事だから、どうせ監督の事とか、作品世界に散りばめられた意味合いとか、作品テーマとかまで懇切丁寧に話してくださっているんだろうな~…、と思いやめました。
なんだこれ?どゆこと?
という事に対して、本当に現代はネット上にかんたんに答えが転がっていますよね。
自身で何も考えないで、安易に人が出した答えに飛びつくのはどうなのかと思ったりして。
作品に対して、妙だなと思ったり、モヤる気持ちを持ち続けてみるって結構大事なのではないでしょうか。
答えがよくわからない状態を「味わう」こと。
何か「味わう」事がなくなってきている世の中だよなと思っています。
直ぐに、答え(しかも分かりやすいやつ)を得たら、その「妙な気持ち」はあっという間に霧散して、また次の作品を求める仕組みになっているような気がする。
それって作品解説に限らずで、食事も動画を観たりして食べたら、全然味わえないと思っていますし、
すてきだと思った風景なども、スマホで写真を撮ると対象を細かく観察することをしなくなる。
仕事・子育て・介護などで本当に忙しかったりしたらそれは仕方ないとも思うのですが、時間に余裕があるなら、もっとじっくりゆっくりこの世界を味わいたい、人生を満喫するってこうゆうことの積み重ねじゃないかしら?と思っているのでした。
蛇足ですが、ベン・ウィショーさんの出演の作品おすすめは以下▼
▼ベン・ウィショーさんがすきすぎる…!と過去に勢いで書いた記事たち
ご興味のあるかたはぜひ映画など観てみてくださーい。