どうも。
ベン・ウィショーさんにハマっていたところ、これ興味あるでしょ?とAmazonに差し出された雑誌「Cut」のバックナンバーが冒頭の画像です。
ごめん…!メッチャ興味ある…!!
「SHERLOCK」のベネさん(ベンディクト・カンバーバッチ)と、
「007 スカイフォール」でQ役のベン・ウィショーさんが好きすぎており、
公式映画雑誌でそのお2人の特集だと…?!と大興奮し、速攻でまんまとポチりましたよ。
Amazon、良い仕事しすぎるぞ…!
僕らは闘い、愛しあう
というキャッチコピーがもう大変に秀逸だと思っております。
何て言葉の力。
と言っても、別にゲイムービーやBLがとんでもなく好きだとか、そうゆう訳ではないのですけれどね。
わたしは宗教を特に持っていないので、好きな者同士は性別関係なくそうあれば良い、と思ってる派です。
「きのう何食べた?」のドラマ(TV版)を観ていても、
パートナーとベストな関係を築けている息子の何がご不満で…?と思うのですよね~。
まぁ子が居ないので、親心は一生分からぬ部分もあるとは思うのですけど。
(でもそれらに宗教が絡むと、本当に大変なのだなとは思う。)
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届いた雑誌「Cut」の内容としては、
第二次世界大戦末期、ドイツのエニグマを破った元祖コンピュータ発案者である科学者アラン・チューリング役のベネさんと(彼はゲイだったので、その関連でインタビューしている)、
同時期にゲイである事をカミングアウトした、ベン・ウィショーさんを取り上げているのですが。
どちらも大変に好きな役者さんなのですが、インタビューを読むに
そもそもお2人の世界が違う…、
と思った次第。
やっぱり「役」としてそれを演じるのと、
リアルでそうなのは全然違うのでは、という感じ。
とは言え、どっちが良い悪いという話ではないのですけれど。
ただ並べるものでもないような気がする、と思ったという。
ウィショーさんの語る言葉は、
映画パンフ「クラウド アトラス」と「007 スカイフォール」から、
すごーく心に引っかかって、そこから彼のことがムチャクチャ気になり出したのですよね。
世の中には、僕が知らないこと、分からないことがとてもたくさんある。(略)人生における多くのことは謎のままだという事実は、覚えておくべきことだと思う。少なくとも僕はそう思っていたい。「これ、何だか分からないけど、とにかく妙だな」とドキドキするのはすごく良いことじゃないかな。
…なのですが、パンフの別の箇所には
いま、「人生の謎」が解けようとしている
というコピーも書いているあるのですよね~。
言っている事が逆なのでは…(だがそこが良いのだ)。
ウィショーさんについては日本のサイトだと、
可愛い!とか、
はにかむ笑顔が!とか
散々書かれているのですが、それだけだったらここまで興味が湧かないんだよなぁ。
彼の姿かたちと合わせて(可愛いと思う瞬間は確かにありますが…)、感性や思考がとても興味深い、と思っているマイナー派ファンです。
一生に一度くらい、彼の映画舞台挨拶、もしくは舞台を観に行きたいと思っているのですが叶うかなー(いったんは「死ぬまでにやりたい事リスト」にメモ)。
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ベネさんは「SHERLOCK」の事も語っております。
二次創作(所謂BL)についてはどう思っていますか?という質問をズバリしているのがすごい。
むー、たしかにシャーロックからジョンへの執着やらあれやこれは、そうゆう深読みもあるのかなー?と思わない事もなくもないのですけれど。
でもわたし的にシャーロックとジョンの関係性は、藤本ひとみさん著「愛をするフォリー」で和矢がシャルルに語った言葉で、
「それで俺たちの間が壊れてしまっても、その破壊と混沌の中から、きっとまた新しい関係が生まれてくるよ。
今まで、誰も持つことができなかったような、誰も想像さえもできなかったような、
新しい形のすごい繋がりが、きっと生まれて来る。」
(「愛をするフォリー」@藤本ひとみ ※一部抜粋。)
というのが最も近いのでは、と思っています。
こちら流石に原本を持っておらず、ネットに落ちていたドラマCD(!)の音源を書き起こしているので、誤りがあったらすみません…。
この、
新しい形のすごい繋がり
という表現が当時からすごいと思ってた。
友情でもなく、
恋情でもなく、
家族でもない繋がり。
(だがそこに「愛」は確かにある。)
わたしとしては、シャーロックとジョンの関係は正にそれではないかと思ったのでした。
そもそも関係性を言葉で括る事自体がナンセンスだ、と常日頃感じておるのは、絶対藤本ひとみさんの影響があると思っている…。
こうやって藤本ひとみさんは、当時文学少女だったわたしたちに数々の柔らかい傷痕を残していったのでした。
今見ると、挿絵があるゆえどうしても美少年もの小説、というイメージが先行してしまうかもしれないですが、
どっこい、各キャラクターたちが、
愛情、勇気、恋情、運命、人との繋がりや割り切れない、捨てきれない思いを語る言葉は、どれも大変に印象的です。
今こうゆう骨太過ぎるラノベってあまりないのでは。
と言う訳で、話が飛びまくっていますが、
- 「Cut」のキャッチコピーが秀逸すぎる(2015年でこういった特集をしているのもGOOD)
- 人の関係性を言葉で括る事自体がナンセンス
- 昔のラノベ(コバルト文庫)は今と全然違うから、読んでみるのも一興
というまとめでしたー。
LGBTQとハリウッドの関係については、Netflixからこちらも。
「トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして」
(※上記はすべて個人の意見です。作品を観て何を思い何を感じるかは、本当に個人の自由だと思っています。)