「荻上チキ・ Session」の竹田ダニエルさんのゲスト回「<Z世代>の価値観とは何か? ~気鋭のライター、竹田ダニエルさんと語り合う」が大変興味深く、書籍「世界と私のAtоZ」を購入してしまいましたよ。
Z世代とはどういった人たちか。
また、ミレニアル世代とのファッションの違いという部分について。
「ベーシック(みんなと一緒)」であることが善とされていたミレニアル世代と対象的に、
…というくだりがあったが、いやまって。
2000年くらい(ミレニアル世代)って「自分は人とはこんなに違うのだ、」って皆全力で主張して、肩で風切って歩いてなかった?
原宿でデコラちゃんが流行って、
大学を中退して、文化服装やバンタンに入り直したって子が雑誌で取り上げられてて、
美大受験を考えていたけれど今ちょっと迷い中…と言いつつ、すごいオシャレな子がインタビュー受けてて。
そうして当時岡崎京子の漫画が流行ったのも、少なからずそうゆう部分と共鳴していたのではと思っている。
岡崎京子の漫画って、
ヒリヒリして、音楽が感じられて、どこか感覚的で、セックスを平然と語る。
そんな漫画を読む自分が「人とは違う(普通ではない)」って思いたかった人は、一定以上いたような気がする(じっさいわたしはそうだった)。
去年上映された映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」も、一番印象的だったのが佐藤誠(森山未來)の彼女が、事あるごとに彼に言う言葉、
「なんか普通だね、」
これってまさに当時の若者(今で言うミレニアル世代)の象徴なんじゃない?と思って、どうしようもないほどのノスタルジーを感じたのだが。
ファッション系統の流行りの中であったかもしれないが(デコラちゃんとゆうフレーム内)、でもすごい皆ギラギラしていた。
「普通」ではいたくないって思っていた。
わたしから見るとZ世代の方が、(日本に於いては)保守的でベーシックなファッションを纏っているように見えるけれどなぁ。
ただミレニアル世代のわたしたちに圧倒的に足りていなかったものは、「社会課題の認識」だとは思う。
当時カルチャー雑誌もファッション雑誌も、掃いて捨てるほど出回っていたが、
時事や政治はどこか「ダサい」という風潮があった気がする。
今なら、オリジナルのオシャレをして、肩で風を切って歩いて、時事に興味関心がある(選挙に行く)、とか最高にクールだと思いますけれどね。
…とは言っても、それはわたしが属していた世界がそうであっただけかもしれないですが。
以上、
ミレニアル世代ってムチャクチャギラギラしていて、普通(皆と同じ)で居たくないって強く思っていたよ、という主張でしたー。
とか言いつつ、「荻上チキ Session」の竹田ダニエルさんの回はとてもインタレストなので(彼女のきっぱりとした話し方もその内容も好きです!)、興味のあるかたはぜひ。
(※230212追記)
すみません、竹田ダニエルさんはすべて海外の事として書かれていたようですね…。
途中から、わたしの中で日本と海外事情がごっちゃになっておりました。
とは言え日本のミレニアル世代の一主張として、この記事は引き続き置いておきます~。