「確認」した?

人生で大切なことは、自身での「確認」である、という心情の元、気になったもの・ことへは、全力で駆け寄って行きます。

「総理大臣」が子供の憧れる職業となる日がまた来てほしいと思えた映画「記憶にございません!」

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自身のTwitterのタイムライン上で話題になっていた三谷幸喜監督「記憶にございません!」をAmazonプライム・ビデオで視聴しました。

こちらですね。

kiokunashi-movie.jp

予告編はこちら。


映画『記憶にございません!』予告

 (※以下ネタバレを含みます)

何て言うか、後半に進むに従ってムチャクチャハートウォーミングですな…!(そこが良し!)

そんな中、実際の政治への皮肉りとかも多々あったりして相変わらず三谷さんはお上手だよなと。

そいで普通に観ても面白いとは思うのですけれど、時事を追っかけるに伴い、主要な国会中継などは聴いているので、たぶん過去の自分よりも内容を楽しむことができている気がするぞ。

 

そいで皆さん余すことなく演技がお上手~!

女性アメリカ大統領役の木村佳乃さんが、会見場で日本語に切り替える場面とか(「だからわたしも言います!」の件)、すごいうぉおおおおお!と鳥肌が立つ勢いだった…!

そうして以下のお二人は、元々知っていた俳優さんだったのに、誰が演じているか気づかなかったです…。

  • 小池栄子さん
  • 草刈正雄さん

自分が芸能人を見分ける能力が著しく低い、という事もあるのですけれど、小池栄子さんとか、「リーガル・ハイ」の肉感的でエロい感じとはまた違っていて(すごい小柄に見えたのはなぜ)全然気づかず、なんだこのお上手で舞台的な話し方をされる女優さんは…とか、最後まで思っておりました。

 

草刈正雄さんも、「真田丸」を観て、渋い~!この気怠い話し方が堪らん…!とか思っていたのに!!

 

草刈さんに対しても、

すごい印象的に喋られるかただなー。誰かしら?

とか思っていたのですよ…!!自分気づかな過ぎだろ…!!!

 

ストーリー的には、もしかして総理の記憶はなくなっていない設定かもしれない、とか思っていたらそれはその通りだったのですが、そこもハートウォーミング~!

そいで昔の教師のかたが言う台詞で、

「以前は子供の夢に、総理大臣になる、というものがあったが、そう言われなくなって久しい」

的なものがあり、

それもそうだよなー、そもそも今の総理大臣は人前で全然話さないから、子供の「なりたい職業」に挙がる訳もなく…とか思った次第。

思ったのだが、国民(子供)が総理大臣や行政が行っている事を全然認識できていないって何か相当情けない気もするぞ。

なりたい職業ランキングの「YouTuber」とか「サッカー選手」は、結局子供にとって身近で憧れる存在だから、ランキング上位に挙がる訳で…。

せめて親が雑談として行政を褒める(「この制度があって助かった」とか「コロナ禍でも日々国民に状況や心情を語りかけてくれるから安心する」とかね。今ってダメダメんな話題しか上がらんよな)機会がないと、総理大臣が子供のなりたい職業ランキングになんて入って来ないよなー。

どっちかって言うと、例えば今の親などの窮状を見て、発心して総理大臣になろうとするとかの方が可能性として高い気がするよな(困っている人たちを助ける制度を作りたいと思うとか)。

あ。つまり何かと言うと、

夢は総理大臣です(あんなふうな大人になりたい)、

と子供に思わせるほどの、姿勢や対応をしっかりと示してほしいと思っている緊急事態宣言下なのでした。