どうも。
デザインイベント「UI UX Camp! 2023 | やさしさでデザインする 一人ひとりに理想的な世界」に参加してました。
(イベントのMVの世界観が好き過ぎる~。)
わたしが興味深かったタイトルは以下で、
- 「デンマーク発「デザインの未来」:持続可能で包括的な社会の創造」
- Annie Jean-Baptisteの「「テクニカラーで見る夢」~インクルーシブなデザインが導く変革の時代~」
どちらも海外のデザイナーのかたのパートなのでした。
こうゆうイベントの度に、
日本と海外のデザイナーでは見えている世界がまったく違うのでは?
と思っています。
海外の彼・彼女らは、社会性・公共性・人権意識など(日本人に欠けがちな概念)をひと通り持っており、その上でUIUXデザインを語っているように感じる。
そんな人たちが「UIUXデザインは社会貢献を担うのだ、」と語る姿はとても説得力があるし、今のわたしは断然そうゆう話を聴きたいと思っているのだよな。
何せ、「デザインは物を売るための手段なのだ」という、一昔前のうんざりするような物質主義的な慣習から、
「デザインで問題解決をして、人を助ける事もできるのだよ、」という概念を知った時に、これだーー!と思い、そこに光明を見出しちゃったもので。
だが翻って日本でのUIUXの話は、真の課題解決(人々の手助けや公平さを担うデザイン)という概念がやっぱり希薄に感じてしまう。
最近の社内のデザインセミナーでも、
「UIUXデザインとは、インサイトを創り物やサービスを提供することです、」
という事が多いに語られており本当にガッカリした~…。
え?まって。またそっち(資本主義経済一択)に戻るの?
違う 僕らが見ていたいのは
希望に満ちた光だ
「HERO@Mr.Children」
そう。違うんだよ。
わたしはUIUXデザインから派生する、「希望に満ちた光」を見ていたいのだよ。
そして途中に入るイベント主催会社のCMにもある種のもやっと感があり…。
だって、日本の経済が停滞している理由は、政治や国の姿勢も多いにあると思っているのだが(人口減少しているのに、海外の労働力を人権を以て受け入れる気は更々ないとか)そこには一切触れず、ただUIUXデザインで未来をどうにかするなんてできるのか、とか思ってしまうのですよ。
もっと根本部分(国や政治の在り方、公共性や人権意識など)にも意識を持って、その上でUIUXデザインによる社会構築が必要なのではないかと思うのだがどうか。
今、世の中にはどういった課題があるのか、
困っている人たちは誰なのか、
それはなぜなのか、
という事に目を向けていないと、真のUIUXデザインにならないのでは?と思うのでした。
ちなみに、興味深かった登壇をした方たちの書籍はこちら。
ご興味があるかはたぜひ。