「確認」した?

人生で大切なことは、自身での「確認」である、という心情の元、気になったもの・ことへは、全力で駆け寄って行きます。

今の日本が他国に誇れるような教育分野ってあったっけ?と思ってしまった「ウォーターセーフティ」講習会

どうも。

ウォーターセーフティの講習を都内で受講してきました。

ウォーターセーフティとは以下(一部抜粋)。

水辺において自身を守ることのできる知恵や技能を伝えることが目的です。
「危機回避能力」を身につける一方で、指導的な立場にある方(教員や水泳インストラクター、各種マリンスポーツインストラクター等)にとっては、実践的なプログラムとしての展開、運用につながる水辺の安全基礎資格です。
昨今では地震や津波、気候変動に伴う様々な自然災害が発生しており、減災を図るためには自らを助ける自助力が必要とされています。

ls.jla-lifesaving.or.jp

去年から始めたSUPサーフィンを楽しむにあたり、海(水辺)での危機管理の知識がまったくないと思ったことと、
水辺でのアクティビティ時、当然のようにライフジャケットを手渡されるが、どう着用すれば有効か、とか、水に落ちた時どうするのか、とか全然分かっていないと感じていたため…。

受講の流れは以下な感じです。

オンラインで申し込む

テキストとラーニング用のURLが送られて来るので事前学習をする

会場でライフセーバーのかたの話&筆記テストを受ける

プールで実技


最初講師のかたが、
「日本は海に囲まれていて、河川もすごくたくさんある。
じっさい、水辺での事故は世界第2位なのに、それらを回避するための知識や体験を得る場所がないのはとても問題だと思っている、」
という言葉が響きました。

確かに小中学校のプールの授業では、四種の泳ぎ以外教わるでもなく(というか四種の泳ぎも特に教わった記憶がない。気づいたら泳げるようになってた)ただタイムを測っておしまいだったよなと。

いや、自分が義務教育を受けていた時代はまだ様々な認識が今とは違ったのだから、それはしょうがないとして、翻って現代!

既にある程度のデータや統計が出ているのだとしたら、昔のままではダメなのだ、教育として取り入れよう、という展開にならんのかしら(「泳げない人」を「泳げるようにする」より、まず危機管理の知識・経験が先なのではとも)。

ウォーターセーフティに限らず、人権教育、性教育、男女格差、研究費、教師の待遇とか、
何かほぼすべてが「昔のまま」(後退している部分もあると思う)で、教育分野で今の日本が他国に誇れることってあるのかしら…とか思っちゃったぜ。

あぁ、またこうゆう話か~…とね…。

事前学習用として送られて来たテキストは、そこまで分厚くなかったのですが、最低限の知識!大事!ということが書かれていましたよ(分厚くない分取り組みやすい)。

プールでの実技もとても有用で以下が大変にためになりました。

  • ライフジャケットの正しい着用方法(体にできるだけ密着させる)
  • 水中でのライフジャケットの活用方法(ジャケットだけが浮いてしまう状態を避けるため、首周りを掴む)
  • ライフジャケットを水中で着用する実技(ファスナーが大変に閉じづらかった…。もし仮に直用できなくても浮力体として活用できる)
  • 「浮いて待つ」は難しいを実感
  • 浮力を利用して浮く(ペットボトルなどでも有効)
  • 溺れている人がいたら、助けを呼ぶ、浮力がある物を投げるなどをして、自分は決して水中に入らない(二次被害が発生するため)
  • 本当に水辺で人命救助をするなら、専門的な技術・体力・知識・経験が必要(一般人には大変に難しい)

他にもサバイバルスイミングや、
ふいに水に落ちた時どうなるのか(水辺に背を向け、目を閉じている状態で押されて落水する)、などもやりましたよ。

水辺やプールに何度も行っているのに、この年でほぼ全てが初体験…!

17:00-20:00で、講習を受ける=そこまでガツガツ泳ぐ訳ではないので、結構寒かったりしましたが、夏なら全然問題なさそうです。
3時間くらいで、じっさいに使える知識・体験が得られるなら、全国民が受けても良いのでは?と思いましたよ。

講習自体、小学生~大人が対象なので、最初に受ける筆記テストはとても簡易で、ちょっと肩透かしではあったのですが。
(大真面目にテキスト丸暗記してしまった。)

これからの海シーズンに向けて「ウォーターセーフティ」講習はおすすめです!(そして日本、教育分野もっと色々頑張って…!)

興味のあるかたは、「日本ライフセービング協会」のサイトに会員登録(無料)の上、申し込んでみてください(アフェリエイトじゃないですよー)。

life-savers.jp

他、日本ライフセービング協会は、「BLS」の講習会も行っているので、こちらも追って受けようかと思いました(BLS(Basic Life Support)とは、心肺停止や窒息などの緊急事態に、救急隊や医師が到着するまでの間に行う応急処置(一次救命処置))。