「確認」した?

人生で大切なことは、自身での「確認」である、という心情の元、気になったもの・ことへは、全力で駆け寄って行きます。ゆるりとミニマリスト生活中。

矢沢あい著「天使なんかじゃない」はマミリンと志乃ちゃんの成長物語だと思っている

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時々どぉおおおおおしても!昔読んだ漫画を再読したくなります。
その中のひとつが矢沢あいの「天使なんかじゃない」なのですけれど。内容としては、普通(ってなんだ)のラブストーリーなのですが、見どころは、

  1. ドリカムが聴きたくなる
  2. 各キャラクタの笑顔や泣き顔の表現がとても秀逸
  3. 制服オシャレがしたくなる
  4. 主役の翠よりも、マミリンと志乃ちゃんこそが成長している
ではないかと。
ひとつずつ見ていきましょう。
 

ドリカムが聴きたくなる

皆大好きドリカム=DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)ですね。
当時とても流行っていましたよ。
そうしてドリカムの吉田美和が歌っている姿を観る度に、声の深み(同じようなアーティストって日本人で見かけなくないですか?)と、「歌う喜び」のようなものが体中から放出されていて、そのものすごいエネルギーに圧倒される感じが半端ないです。
J-POP界の中では完全に異彩を放っていると言って良いのではないかと。
 
そうゆう吉田美和と、当時の矢沢あいの絵柄の表現は私の中でとても被るのですよね。
それは2で挙げた、
各キャラクタの笑顔や泣き顔の表現がとても秀逸
という事と同一なのです(翠がドリカム好きという設定だから、という部分も当然あるのですけれど)。

各キャラクタの笑顔や泣き顔の表現がとても秀逸

大流用してしまった「NANA」が悪いという訳では決してないのですが、でもやっぱり「天使なんかじゃない」の矢沢あいの表現の方が素晴らしかったな、と思ってしまうのですよね。

将司さんの笑った時の柔らかい目元や、
大泣きしている翠の口元など、
 
表情豊かで、絵を見ているだけでつられて泣きたくなったり、笑いたくなったりする感じ。
何てソウルフル!
 
そうして当時はまだ物珍しかったCG(Photoshop?)でキャラクタと背景をレイアウトした絵柄にも心惹かれたものです。
でも反対にこうゆうのも出して来るから、その二面性がとてもデザイン的!と当時思い、こうゆうのをグラフィックデザインと言うのではないかしら、と当時思っていたのですけれど。
 

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制服オシャレがしたくなる

前半はそうでもないのですが、後半になるに従って皆だんだんとサボを履いたり、ヘアアレンジをしていったり、オシャレなブラウスにしたりして、終いには制服のジャケットとスカートさえ身に着けていれば他部分は何でも良し、という校則(?)の中での皆のファッションアレンジが楽しいです。
翠のニット帽にレギンス、チェックシャツをジャケットの中に着たファッションとか好きだったなー。
志乃ちゃんのハートピアスも「らしく」て可愛かった。
 
「ご近所物語」もファッションがとても楽しいですが、あちらは服飾の学校なので全てが自由なのに対して、「天使なんかじゃない」は一般の高校生なので、最低限のルールはありつつそこからの各々が個性を出すファッションアレンジは素敵です。

主役の翠よりも、マミリンと志乃ちゃんこそが成長している

一番言いたい事はこれですよね~。
翠って最初から完成されすぎて伸びしろがないキャラだよな、とこっそり思ってしまっておりました(皆に好かれてる、笑顔が素敵、絵の才能もある)。すみません…。
しかも恋心がイマイチ理解できない自分は、
翠が何でそんなに始終マキちゃんを気にするのかは未だに分からないという…(だってどう見たって、晃はマキちゃんと翠は別枠で見ていると思えるのですよね)。
 
そこへ行くと、マミリンにコンプレックスを持ち続けていた志乃ちゃんや、
その志乃ちゃんの彼氏(タキガワマン)に5年間も片思いをしていたマミリンの方が、一歩前進した時の輝き方が半端ないのです。
 
マミリンはどんどん可愛く綺麗になるし(ファッションも翠と仲良くなるに従ってオシャレになっているのも素敵)、
志乃ちゃんも最終話近くで、自分たちの代の生徒会が企画した文化祭前に、
「頑張れよ、期待している」
とタキガワマンに言われた時の背筋がしゃんと伸びている姿は、「天使なんかじゃない」の名場面のひとつになるのではないかと思っています。
しかも当日は会長としての任を立派に果たしていましたしね。
可愛いのに仕事ができる生徒会長って素敵だー。
 
そんなこんなで、たぶん私は
  • 制服ファッション
  • 当時の矢沢あいの絵柄
  • マミリンと志乃ちゃんの成長
がまた見たくなってしまって、時々「天使なんかじゃない」を読んでしまうのだと思っています。


また、「天使なんかじゃない」と絵柄はだいぶ変わってしまったですが(ですがこちらのストーリーには、変わった方の絵柄が明らかに合っていると思う)、とてもオシャレなファッションと各キャラクターへの気持ちの共感(専門学校の中で周囲に置いていかれてしまい焦る気持ち、モノ作りへを自分の中で折り合いをどうつけるのか、オシャレが好きな子は義務教育時は異質な存在として扱われていた過去の話)などの描き方が秀逸な「ご近所物語」は、自分のバイブル的な存在になっていますよー。
こちらもとてもオススメですのでご興味のあるかたはぜひ!
 


ドリカムはこのアルバムジャケットがとても印象深いのです。
(言っても詮無いのですが、やっぱり3人の時の方の写真のバランスが素敵だなと…。)