こんにちは。
着物好きゆるりミニマリストのおれんじです。
春は出会いと別れの季節です。
こういった季節にうっかり囚われがちな思考のひとつに
「ひとところに留まっているようでは、成長しない気がする(だから転職しなきゃ)」
というものがあります。
実際3ヵ月で辞めてワーホリに行こうとしていた(諸々の都合で行けなくなった)現在の職場でのお仕事を、気付くと10年弱続けています。
この仕事サイコー!と常に思っている訳ではなく、
なんだかんだで、「都合が良い」のだと思っています。
- お金がちゃんと入ってくる(残業代など1分単位で出る)
- 声を荒げて怒られることなどがない
- そこまで無茶振りをされない(されても相談先がある)
- 健康診断がある
- 有給消化をしないと注意される
- 休みたいときに誰にも気にせず休める
- 就業時間中離席をして、コンビニなどに行ってもOK
- 何だかんだでデザイン業に携わっていられている
(※ただしそこまで高給でなない)
なんだそんなこと?と思われる職場のかたもおられると思うのですが、制作会社を転々としてきた自分としては、上記一覧は衝撃でしたよ。
みなし残業30時間、健康診断なし、有給?とるの?なんで?という雰囲気(ただし課長など上のひとは有給を自由にとっている)、離席はお手洗いの時のみ(残業中の食事も事前に用意しておいてね、というスタンス)、
という職場もざらにありましたからね〜。
そうして給料もお安いと言う。
しかも途中旅に目覚めてしまったので、そうなるとやはり有給が取得し易いという事も、相当重要になってしまったのでした。
加えて当時看護業をしていた友人が、
退職後に夫婦で色んな所へ旅行をしようと言っていたものの、片方が認知症になってしまって結局退職後の計画全てを断念した人をたくさん見てきた、という話をしていて、
だから今やりたいことをやっているんだよね〜、と言う当人は、
2人の子育てを終えてから、新しいパートナーと同棲(後に再婚)をして、GACKTの追っかけをし(そのことを本当に生き生きと話し)、着物の学校に通いつつ、年に1度はバリ旅行へ出かけて行っていたのでした。
アグレッシブで素敵すぎるぞー!
そんな彼女の姿を見ていると、
退職後に、とか言っている場合じゃない!寿命は延びても「健康時間」は短いのだ。今やりたいことは今のうちにやっておこう。
それが叶えられる環境にいるのだとしたら、わざわざ転職(無理矢理成長要素を見つけようとする)をしなくても良いのでは
と思い、気付くと現職で10年経っていた、という次第でした。
本業は本業で穏やか且つ緩やかに取り組みつつ、プライベートや副業で、新しいチャレンジや成長をするのでも全然ありですしね。
そもそも「何かしら成長しなければならない」という一部強迫観念的な考えもどうかとも思いつつも、時々は確信が揺らいで、こうやって自身で「確認」をしてしまうのでした。