六本木で開催中の「メトロポリタン美術館展」へ行ってきました!
絵画展を楽しむポイントは、
- とりあえずじっくり観察する(何でも良いので気づきを見つける)
- できれば時代背景をさらう
です。
展覧会へ行ったきっかけは、美大関連コミック「ブルーピリオド」です。
「ブルーピリオド」で主役の矢口八虎が、
ゴッホの絵の良さが俺には分からない。
だから美術展に行ってもな、と言った事に対して、
まずはじっくり見る(観察する)ことから始めるので良い、
という答えがあったもので。
絵画について今までそうゆう見方をした事はないし、それならできるかもしれない。
今なら絵を見て何か感じることもあるかもしれないよな、と思っていたところ、
Twitterのタイムラインで「メトロポリタン美術館展」の情報が流れて来たので、勢いでチケットをゲットです。
お初の国立美術館。ガラス張りの立派な建物。
お隣に建っていた「政策研究大学院大学」って何をやっているんだろー…とこちらも気になりつつ。
以下美術館展の感想です。
- 本物はやはり良い(本などの印刷物と本物の両方を見ると如実にそれを感じる。迫力や大きさが全然違う。)
- 絵の良さが分かる、分からないと言うより、絵は当時の人たちの思想や社会を反映しているので、社会の流れを知ってから行くと楽しい。
- 最初の宗教画エリアで気負いすぎた(後半のルネサンス以降の方が興味深い絵が多かった)
- 荷物はロッカーに預けた方が身軽で疲れにくい(100円※後で返却)。
- 音声ガイドは借りた方が楽しい(600円※電子マネー利用可)。
- 空いている時間を調べて行くのが吉。
去年からちょこちょこと美術関連の本を読んでいたので、時代背景と絵の繋がりから、
おぉ。これがあの絵か…!となるので、そうなると楽しいですよ。
時代の流れを知るには、こちらの「名画で学ぶ経済の世界史 国境を越えた勇気と再生の物語」(副題が素敵!)がおすすめです。
経済(社会情勢)と絵画って何だかんだで繋がっているのですよね~。
思いの外楽しかったのですが、今まで絵をじっくり見る、ということをしてこなかったので、実際ムチャクチャ疲れました。
荷物をしっかり預け、ほぼ手ぶら状態だったのですけれどね。
人が多かった(と言ってもコロナで入場規制をしていたのですが)のもその原因かと…。
そいでよく海外の昔のギャラリーで絵画の模写をしている様子がありますが、実際模写などできた方が、本当に絵をじっくりゆっくり観察する事ができるのですごく良いのではと思います(確かどこかで模写解禁になっていたような)。
観察して描く事は、記憶に残るし気付きもものすごく増えるのですよね。
という訳で絵画鑑賞は、
とりあえずじっくり観察する(何でも良いので気づきを見つける)
から始める作戦は大変おすすめです。
きっかけをくれた「ブルーピリオド」ありがとう!
今後は年間展覧会ガイドを購入して、早めにチェックして行きたいです。
ラ・トゥールの「女占い師」があまりに気に入ったため、
展覧会のチラシをお仕事用のMDノートのカバーにしてご満悦中。
(左は購入したポストカードです。)