アイスブレイクの実行者として、一時その場を取り仕切る力をわたしは持っていた。
(一応)緊急事態宣言下で、
出社&大人数でしれっと会議を行っている状況(しかもアイスブレイクまでを行う)にうんざりしていたので、終了時、
「次回からせめてアイスブレイクはなしでどうでしょう。
なので次回の指名はしません。」
と言う事をこっそり考えていたのだ。
だがしかし幸か不幸か、練習までしてしっかりその場を盛り上げてしまった後に、言い出す事ができなかった。
日本のまったくダメな歴史として、世論の空気感から戦争へ突入してしまったと一部で語られているが、こうゆう感じだったのかもと愕然とした。
しかも今回質が悪かったのは、アイスブレイク良かったよー、と自分が完全なる善意に取り囲まれていたことだ。
①アイスブレイクを成功させる
②以降のアイスブレイクの中止を宣言する
恐らく今回は上記の2点をゴールとして設定した時点で、既に失敗をしていたのだと思う。
②を行うためには、①を捨てるべきだったのだ。
いっそクソつまらない上に冗長なアイスブレイクを行い、
ほら、こんなにつまらない事に時間と健康を費やすのは時間の無駄でしょう?
なので次回以降は中止にしませんか?
と、語りかけるべきだった。
それが自身のチャレンジングスピリッツなどに引っ張られ、②を実行し辛い環境に自ら陥れてしまった事は、皮肉以外の何者でもない。
そうして比べると明らかに、①より②の方が大事なのではと思える現状よ。
試合に勝って勝負に負けるとはこのことかと、こんなにはっきり思い至ったのは初めてかもしれない。
更に②を実行するためには以下も必要だったのではと思う。
- 社内で大人数(権力者含む)に訴える場合は、一定程度個別に事前ヒアリングを行う
- サクラの準備などをできればしておく
上記を行い、状況によっては上長に直接訴えた方が得策かもしれない。
1度のアイスブレイクから学ぶ事が本当にたくさんあった。
でも一番強く思った事は、
例え自分が有利な状況でも、臆せずに大人数に語りかける勇気と強さは持っていたい
という事なのだった。